2012年06月30日

遺影の写真選び

皆さんの中で、ご両親やご親戚などの葬儀に伴い、遺影用の写真を選んだ経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
私にとっては、今回で2度目のことでした。

最初は、友人のお母様のときでした。
私たちが二十歳のころだったと思います。
連絡をもらった時には、お母様は危篤状態で、でも家の中が散らかっているから帰って掃除をしないといけないんだという時でした。
何を言っているんだと、たまたま私の母が仕事が休みだったので一緒に彼女の家の掃除に行き、彼女は無事にお母様の最期を看取りました。
一人娘の友人。お父様はすでに放心状態で話もまともに出来る状態ではありませんでした。

お母様が家に帰りついたその瞬間から、葬儀の準備が着々と始まります。
そして、遺影用の写真選び。
彼女が幼い頃から闘病生活を続けていたお母様の写真は、いつも病院かベッドの中の少し疲れた表情ばかり。

その中で、とてもステキな笑顔の写真がありました。
友人の幼稚園の卒園式で、正門の前でお母様と並んで写ったものでした。
ちょうど着物を着て、正面を向いているし。
私も、私の母も、これがいい!と薦めましたが、かなり古いからと友人は渋っていました。
それからもしばらくは写真を探しましたが、それ以上のものが見付からず、葬儀社の方ともこれがいいと薦め、結局その写真を遺影に使うことになったのです。

出来上がった遺影は、とても優しい笑顔でこちらを向いていました。
友人にとって、あの笑顔がその後の生活に温かさと安らぎを与えたのではないかと感じたものです。


そして、この度のポールの遺影の写真選び。
写真が趣味のポール。他人(特に私)を撮るのが大好きだけど、自分が撮られるのは苦手。
仮に撮られても、私と一緒だったり、1人でもふざけた表情だったり、無表情だったり、せっかくの笑顔も自然の中で写したために顔に光と影が入り混じったり。
私たちは結婚式をせず、記念写真も撮らなかったので、改まった顔も無く。

それでも、私にとってお気に入りの写真が1枚ありました。
新婚旅行で京都に訪れた時、緑をバックに横を向いていたポールに不意打ちで声を掛け、こちらを向いたときに、にっこり笑った写真。
肩越しの笑顔っていうのがまた気取りが無く、本当に自然。
ほっぺにはクッキリとエクボが出ています。ポールのチャームポイントでした。
私にとって、会心の1枚で、その写真だけはポールが恥ずかしがっても写真立てに入れて、ドレッサーにいつも飾っていました。

姑や義姉、葬儀社の方と、何枚か正面を向いた写真と、その笑顔の写真を何度も何度も見比べていましたが、私は絶対にそのお気に入りの写真になると確信していました。
結果、肩越しのまま、無理矢理スーツを着せる加工もせず。

そうそう、近頃の遺影のフレームって、黒だけじゃなくて、白っぽいのやピンクやパープルなど、どんよりならない色味のものがあるんですね。
ポールは夏男で、黄色やオレンジ、スカイブルーなどが好きでしたから、クリーム色のフレームで背景は黄色のグラデーションにしてもらいました。

祭壇に飾ったポールの笑顔は、弔問に訪れた方にも好評で、
「ポールさんらしい笑顔ですね。」
「いつも見ていたポールさんのイメージそのままです。」
など言っていただきました。

姑も、
「この写真にして良かったね。いつもこの笑顔に救われるのよ。」
と言ってくれました。

もちろん、私も満足しています。
毎日、遺影に向かうたび、笑顔のポールに励まされています。

「大丈夫だよ。」

何だか、そう言っているようで。


posted by チカ at 09:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2012年06月28日

ずっと探していたもの

あれから、2週間が過ぎています。
毎日、汗まみれになりながら家の中の大掃除に追われています。

先週の土曜には、義姉2も手伝いに来てくれて、やんややんやのゴミ出し作業。
義姉2から言わせると、この家はゴミ屋敷だそうで・・・。
何ともお恥ずかしい限りですが、私が嫁ぐ前からそうだとのことで、私一人の責任ではありませんので悪しからず。

今日、ようやく市の粗大ゴミ回収に来てもらえ、ひとまず大きなゴミからは解放されましたが、まだまだ第二段、第三段のゴミ出しが必要なんですよね。
趣味のものや、本類は中古業者に出したいし、リサイクル家電は電気屋さんに引き取ってもらわないといけないし、結構な手間ですね。

さて、今日はポールのパソコンの周りの片付け。
たくさんのCDやDVD、コーヒーのオマケについていたミニカーなどを捨てながら、あわよくば小銭でも出てくればポッケに頂戴しつつ。
そんな中、ずっとずっと探していて見付からなかったものが出てきました。

ポールの結婚指輪です。

介護の仕事をしていたので、指に嵌めていてはケガの元になると、いつも紐に通して首から提げていました。
それが数年前に失くしてしまい、ずっと出てこなかったんです。
「この家の中にあるのは間違いないんだよ。」
そうは言っていたけど、こうも出てこないと、外で落としたんじゃないかって思ったり、今回の大掃除の時に、他の荷物に紛れて捨てられてしまっていたりしたのではと、大方諦めていた矢先だったんです。

見つけたときは、思わず大声で「あった〜〜!!」と叫んで飛び上がったほど。
速攻でポールの遺影に向かって指輪を掲げ、報告しました。
近頃出なくなっていた涙が、溢れて溢れて止まらなくなってしまいましたが、幸い、義姉にも姑にも見付からず。
指輪は私のと一緒に、そっと私の財布に仕舞いました。


皆さんから、暖かいコメントをいただいていながら、なかなかお返事を書かずにいてごめんなさい。
一つ一つ、ありがたく読み返しています。
また、ブログの記事にしていただいたのも、読みました。
本当に本当に、ありがとうございます。
posted by チカ at 18:16 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

2012年06月22日

姑からの言葉

ポールがいた頃は、2階の私たちの部屋には、姑や義姉たちを立ち入らせないようにしていましたが、さすがに荷物が多過ぎて、義姉たちにも片付けを手伝ってもらわないといけなくなってます。
とりあえず、私のすぐに使う荷物だけ先に持ち出し、その後も少しずつ片付けに来るようにお願いしないとです。

ちょっと一休みしていたら、姑が1人で上がってきて、私が家を出ることについて、泣きながら謝ってきました。
「姉ちゃんたちが、あなたに話している時に、何にも言ってあげられなくて。」
姑からすると、やはり追い出しているように感じたようで・・・。

実の娘なのに、恐れているんですよね。
今回のことで、かなり迷惑を掛けているのは事実なんですが、今までもこれからも、義姉たちの意見に従い続けないといけない姑。
ちょっと惨めです。
posted by チカ at 14:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年06月21日

家を出ることになりました。

今夜、義姉2も来て、3人で話しました。

前の記事に書いた通り、私の将来のこと、私の実家の母のこと、姑のこと、色んなことを考えても、それが一番なのでは。とのことでした。

姑がポールが生前、タバコが止められないのを心配して「あんたが先に死んじゃったら、チカさんはどうするの!」と叱ったら「そんときは実家に戻ってもらうよ。」という会話があったそうです。

今まで、最寄りの駅までポールに送り迎えをしてもらわないといけないほど不便なところですが、そろそろ仕事にもいかないといけないし、母の家から通う方が便利がいいんです。
ひとまず、来月からは実家から仕事に行き、四十九日後に籍を抜くことになりました。

明日から、私の荷物をまとめなきゃです。
でも、思い出がたくさんありすぎて、なかなかまとめられそうもないんですけど。
posted by チカ at 00:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2012年06月18日

ご心配掛けてます。

先週の木金曜に、通夜、葬儀が滞りなく終わりました。

姑、義姉達の意向で、家族葬になったのですが、親戚だけでも20人を越えるし、姑のデイサービス関係(ポールの以前の職場でもあります)、趣味のお友達まで参列したので、まぁそれなりの人数でした。

葬儀が終わっても、義姉1が博多に帰らずに残ってくれてます。
私にとって、最大の敵ではありますが、こんな時には本当に助かります。

義姉とは、二人になったとき、色々と話しています。
というか、説教です。

妻として主人の健康管理が出来ていなかった。
(もちろん想定内です。)

嫁として、姑に対する態度がなってない。
(これも想定内です。)

自分(義姉1)のことを嫌われてるのも分かってたけど、もう少しどうにかならないかと思ってた。
(そりゃ今でも苦手です。。)

そして子供のこと。
子供は一人は産んでおきなさい。
まだ若いんだから、今後もし好い人が現れたら、再婚を考えなさい。
こんなこと私(義姉)が言うのはおかしいけど、 女性として自分の幸せを第一にしないと。
(これは完全に想定外でした。)

ひねくれた考えをすれば、邪魔だから早く家を出ろと言っているように感じなくもないのですが、ここ数日の義姉の態度を考えると、割りと言ってることはストレートに受け取って良いのかなって。
キツイ人だけど、逆に言うと、その分、情熱的と言うか。
今までのわだかまりが少しずつ解れていってるような、そんな気さえ起きてます。
どんでん返しが恐いけど、とりあえずそんな感じです。

私自身は、食欲も落ちたものの、きちんと食べ、しっかりと寝ています。
みんなでテレビを見て笑ったり、思い出話でシンミリしたりの数日です。

四十九日が終わるまでは、まだまだ忙しいですが、少しずつ動き出さないと、沈んでばかりだと、ポールが心配しちゃうから。
posted by チカ at 22:01 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

2012年06月14日

ポール

突然ですが、昨日の朝、ポールが亡くなりました。
丸一日経った今、ようやくこのことを書くことが出来てます。

余りにも急なことで、まだ、現実なのか、悪い夢なのか。

また、落ち着いたら、ここには書ききれていないポールとの思い出を綴っていきたいと思っています。
posted by チカ at 04:10 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記

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