その前に、写真スタジオに遺影を撮りに行きました。
縁起でもないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いたって前向きなんですよ。
母は離婚後、私たち子供3人を一人で育てることになって間もなく、自分に何かあったときのために、今で言うエンディングノートを作っていました。
30年以上昔です。
その時から、お気に入りの写真ができる度に
「この写真を遺影にしてね。」
と、言ってました。
この度、写真スタジオの無料券が手に入ったので、スナップ写真ではなくちゃんとしたスタジオ撮影をしたのです。
最初は、本格的なスタジオ撮影が初めてで緊張していた母ですが、女性スタッフ3人で乗せてくれてすっかりリラックスモード。
にこやかに立ちポーズと、腰掛けポーズ(ややアップ)の2スタイルを数枚ずつ撮りました。
その後パソコンで大きく拡大して、2枚ずつを比較しながら良い方を残しながら選抜していきます。
無料券では1枚だけでしたが、アップはもちろん欲しいし、全身も良いので、結局1枚は追加料金でいただくことにしました。
さて、次は中華料理店へゴーです。
予約の時間まで少し余裕があるので、お店まではタクシーではなくバスで向かい、車中からのお花見を楽しみました。
小倉城近くのレストランは2階にあり、窓際の席からは桜を眺めながらの食事が出来ました。
予約したコースには、北京ダックを挟んでもらいました。
母は、北京ダックを食べたことが無いと言っていたので、是非食べさせてあげたかったのです。
ドリンクも、初めての杏露酒。
そして、いよいよ北京ダックの登場です。
目の前で若い女性スタッフが巻き巻き作ってくれるのですが、
「私ね、生まれて初めてなのよ〜!誕生日だから、プレゼントしてくれてるのよ〜!」
とワクワクテカテカしながら言うと、
「私もまだ食べたことないんです。私も誕生日にプレゼントしてもらいます。」
ですって。ねだられた彼氏はビックリだね。
着々とコースが進み、最後のデザートを運んできたスタッフから、「本日は、おめでとうございます!」
お皿には、「おたんじょうび おめでとう」の文字が!
予約の時に誕生日プレートをお願いしてたんです。
ハハ、カンゲキ♥♥

美味しい食事と、素晴らしいもてなしのスタッフに、大満足のお誕生日会となりました。
初の北京ダックとは 本当に喜んでくれたのでしょうね。
チカちゃんがお店に連れて行って貰った事も もちろんですが自分の話した事を憶えてくれていた事が何より嬉しかったのではと思います。
私もそんな気の使える娘であったらと ちょっと反省です。
お祝いメッセージありがとうございます。
北京ダックは、ポールにも食べてもらいたいと思ってて叶わなかったので、これで母に食べてもらう事がひとつ宿題を片付けた気がしてます。